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製作背景

港町神戸の人たちに古くから親しまれてる六甲山は、明治の後半までは荒れ果てた禿山のような山でした。保水力がなく水害が絶えないこの山と神戸住民を守るために、神戸市はたくさんの植林を行いました。

それから約120年以上が経過し、今度は大木化した樹木を間伐し、手入をしなくてはならなくなりました。そして、その手入れで発生した丸太を有効に活用できないかと、行政や地域住民で構成される林産組合さんたちと協働で、様々なプロダクトを生み出すプロジェクトを始めました。

 そして今、床材や壁材、家具や額縁、小さな小物に至るまで様々なプロダクトを暮らしに届けられるようになりました。私たちは先人が植えた木を無駄なく使いこなすためにはどうすれば良いかという観点でプロダクトデザインを行なっています。

例えば床材や壁材などは、一度にたくさん使ってもらえるという点では非常に森を活かすのには助かります。しかし、丸太を床や壁などの板材にした場合の歩留まりは、約3割程度。丸太の3割しか板にはできません。私たちは、その板材に加工したら残りの外側の材を使うための商品開発を考えました。

一つはウッドチップ。これは粉砕機で粉々にするのでほぼ無駄なく使えます。もちろんそれも一つで、ウッドチップも作ります。しかし、もっと暮らしに寄り添った、しかも子供達にも使ってもらえるような製品はないかと考えました。

普段はあまり使うことも少なくなったかもしれない鉛筆。「孫やひ孫のために」と我々の祖先が植えてくれた杉。何か境遇が似ているような気がします。もう一度鉛筆を手にして見て、私たちの森に思いを馳せて見てはいかがでしょうか。カッターナイフで丁寧に削るという作業や、持った時の手触り感が天然木のすぎ材という優しい素材が包み込んでくれます。そんな思いから作られた六甲山鉛筆です。

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